一昔前までは、二重整形といえばメスでまぶたを切る方法が主流でした。しかし、最近は切らずに糸だけで自然な二重を作る方法も可能となっています。現在、二重整形術として使用される方法は3つです。1つは、埋没法という方法です。医療用の細い糸と針を使用し、ラインを描きたい部分に沿って糸で留め、糸の端をまぶたの端に埋め込んでしまう方法です。まぶたを切る必要がないので、出血も少なく、術後の腫れも最小限に抑えられます。糸の結び目なども外から見えてしまう心配がなく、仕上がりも自然になることで人気を集めています。また、元の目に戻したいとなったときも糸を取り除くことができる場合が多く、逆に言えば強い刺激などで糸が切れると再度施術を受ける必要があります。2つ目は、部分切開法です。埋没法の糸では弱く元に戻ってしまうような、腫れぼったいまぶたに使用します。まぶたにメスを入れたのちに、糸で留める方法で、埋没法に比べると出血や腫れが見られます。3つ目は、全切開法です。まぶたに脂肪がついていて、取り除く必要がある場合に使用されます。部分切開法よりも切開する範囲が広がるため、出血量や術後の腫れ、むくみはひどくなる可能性はあります。部分切開も全切開も、埋没法と違って元に戻すのは困難です。その代わり、目が元に戻ってしまう心配がないのがメリットです。二重整形を受ける場合、悪質な美容クリニックに引っかからないように注意しなければなりません。事前の情報収集は手を抜かないようにしたほうが無難です。どんなクリニックが危ないかというと、代表的なのは施術方法のバリエーションです。二重整形は基本、切開せずに糸で留めるか、切開して脂肪等を取り除いてから糸で留めるかのどちらかが用いられます。切開するしないでもまたバリエーションがあるため、施術メニューが複数あるようなところもありますが、注意して見ておきたいのは切開しなくてもいい施術があるかどうかです。埋没法という種類の切らない二重整形は、費用も切る場合に比べて安く抑えられますし、腫れなどの症状も少なく済みます。ただし、腫れぼったいまぶたの持ち主は埋没法では二重にならないこともあり、その際は切開法が用いられます。あまりよくないクリニックは、より利益を得るために初めから切開法しか提示してこない場合があります。もちろん、切開法が危険というわけではありません。その人のまぶたの状態を見て、埋没法では効果が薄いと判断されれば、切開法が用いられると思われます。しかし、〇〇切開法、という施術メニューしか表記されていないクリニックは、なるべく避けるようにしましょう。
二重整形を受ける際は事前にどのような目元になりたいかイメージを明確にする準備を行いましょう。費用の相場はプチ整形の埋没法で5万円から10万円、メスを使う切開法で20万円から30万円程度となっています。
保険が適応されない分、病院での治療と比べると美容整形の値段は高いと感じるかもしれません。ですから、ホームページやSNSなどで二重整形の相場を調べておくと慌てなくて済みますし、医師に自分の予算を伝えておくのもオススメです。
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